
もくじ
- 冬の競技!バイアスロンの歴史・ルール
- 芸能人もいる?バイアスロンの著名人
- 形式が独特!バイアスロンの魅力・見どころ
- 日本開催!宮様スキー大会の座席・チケット
- 国内でもみられるバイアスロンの施設
- 特殊なスポーツで熱いバトルを楽しもう!
冬の競技!バイアスロンの歴史・ルール
ふたつの競技を組み合わせたバイアスロンのルールや歴史をご紹介します。
五輪種目でもある!バイアスロンとは
バイアスロンとは、クロスカントリースキーとライフル射撃を組み合わせた冬のスキー種目のひとつです。競技種目としては、個人、チームリレー、男女混合リレーなどがあり、決められた距離までのタイムと射撃の精度で得点を競い合う競技。
北欧諸国では特に人気の高いスポーツで、賞金レースで稼ぐプロのバイアスロン選手も多い地域でもあります。
射撃の正確さが重要!バイアスロンのルール
バイアスロンでは、各種目ごとに距離が異なりますが、男子は12.5kmから20km、女子は10kmから15kmの距離をクロスカントリーで走りそのタイムを計測します。
コースの途中でライフル射撃を行う場所があり、それぞれ定められた姿勢のまま5回発射される目標を当てます。このとき、5回中何発外したかによってタイムにペナルティがつくため、射撃を正確に行うテクニックが必要となります。
また、長距離をスキーで走る競技である為、体力が要求されるスポーツでもあるんですよ!
起源は狩猟?バイアスロンの歴史
バイアスロンは歴史が古く、18世紀ごろに開発された競技で、北欧諸国が発祥であるとされています。北欧諸国では冬になると、スキーで野を駆け回りながらライフルで獲物を捕るという狩猟法が一般的でした。
この狩猟法は、のちに軍隊の雪中戦や森林警備隊の技術として採用されるようになり、バイアスロンの基礎が出来上がっていきました。
競技として本格的に行われるようになったのは、スウェーデンとノルウェーの軍人が行ったことが始まりとされています。
芸能人もいる?バイアスロンの著名人
日本ではまだまだ馴染みがないバイアスロンですが、著名人も挑戦しているスポーツなんですよ♡
自衛隊所属!?立崎芙由子さん
立崎芙由子さんは、秋田県出身のバイアスロン選手です。自衛隊体育学校に所属しており、現役の自衛官として勤務している方でもあります。小学4年生のころにクロスカントリースキーを始め、中学3年生の全国大会では3位という成績を収めます。
高校に入っても3年連続インターハイ出場を達成し、めきめきと実力をつけてきた方です。バイアスロンは自衛隊に入ってから始め、国内で行われた大会で好成績を収めています。
夫婦でバイアスロン!立崎幹人さん
立崎幹人さんは、青森県出身のバイアスロン選手です。こちらも自衛隊体育学校に所属しており、現役の自衛官の方でもあります。
バイアスロンを始める前はクロスカントリーをしていた経験があり、この経験を活かしてバイアスロン選手に転向しました。
実は、先述した立崎芙由子さんの旦那さんでもあり、夫婦揃ってバイアスロンの選手としてオリンピック、同じ表彰台に上がったこともある実力があります。
地元愛が強い!古谷沙理さん
古谷沙理さんは、北海道出身のバイアスロン選手で、同じく自衛隊体育学校に所属している、現役の自衛官の方です。
バイアスロンの世界大会では上位につけるほどの実力者で、日本バイアスロン界の若手のホープとして期待が集まっている方でもあります。
また、地元愛が強い方でもあり、地元の子どもたちにクロスカントリーの楽しさを教える為の指導を行っています。地元企業からのバックアップも手厚く、多くの方が古谷沙理さんを応援しています。
形式が独特!バイアスロンの魅力・見どころ
魅力たっぷりのバイアスロンの見どころをご紹介します♡
他にはない競技形式!
バイアスロンの魅力は、何と言っても競技スタイルの独特さにあります。クロスカントリーと射撃というお互いに関係のなさそうな種目を、1つにまとめて行う競技はバイアスロンだけなので、他のスポーツとは違った展開が繰り広げられるという点が見どころでもあります。
また、クロスカントリースキーは見た目以上にハードなもので、息を切らしながら今度は落ち着いて射撃をしなければならないという過酷さがバイアスロンの魅力でもあります。息を切らしながら、何とか落ち着こうとして努力する選手たちの真剣な表情が見どころです。
様々な駆け引きが魅力!
バイアスロンは体力と知力の両方を駆使したスポーツです。そのため、チームごと、あるいは個人ごとで様々な駆け引きを行っていると言う点で魅力があるスポーツです。
同じコースを何周もする上で、どのような位置取りでエースを進めていくか、射撃では最低でも何発当てるかなど様々な戦略を駆使して優勝を目指していく選手たちのレース運びも見どころです。
また、射撃の動作中には極度の集中状態に入った選手たちを見ることができ、研ぎ澄まされた精神力から放たれる見事な弾道にも注目すると良いでしょう。
射撃の結果では一発逆転も!
クロスカントリースキーのタイムが極端に良くても、射撃の結果が振るわなければ1位になることができません。逆に言えば、クロスカントリースキーでの結果が悪くても、射撃の結果がよければ総合順位で1位になれる可能性があり、一発逆転のチャンスがあるという点で魅力があるスポーツです。
前半のレース序盤はまだ余裕があるため射撃の精度は高い傾向にありますが、後半になると疲れから射撃の精度が落ち始めます。その時に、いかに集中して射撃で高得点を叩き出せるかがバイアスロンの見どころですよ♡
日本開催!宮様スキー大会の座席・チケット
日本で開催されるバイアスロンの大会についてご紹介します。
皇族からカップが!宮様スキー大会とは
宮様スキー大会は、毎年3月初旬ごろに北海道で行われるスキーを中心とした競技会です。国際スキー連盟が正式に認めている大会ということもあり、世界中から多くの選手が参加する大会でもあります。
国内ではバイアスロンの大会はいくつかありますが、宮様スキー大会は国内でも特に重要な大会として位置付けられている大会です。
札幌が舞台!宮様スキー大会の会場は?
宮様スキー大会は、毎年北海道・札幌市が会場となって大会が開催されています。北海道はウィンタースポーツの聖地でもあるため、多くの会場があることが会場となっている理由です。
どの会場も中心街から少し離れていますが、バスなどの交通機関があるためそちらを利用すると良いでしょう。バイアスロンは、豊平区にある西岡バイアスロン競技場で行われることがほとんどです。
実質無料?宮様スキー大会の座席・チケット
実際にバイアスロンを生で見てみたいけれど、バイアスロンの座席やチケットがどういうものかわからないと言う方も多いでしょう。宮様スキー大会の場合、チケット料金がかかるのはジャンプ競技のみとなっており、それ以外の競技については無料で入場することができます。
また、バイアスロンの座席は立ち見と座席の2つがあり、選手たちのプレーを間近で見たい場合は立ち見で観戦することをおすすめします。
国内でもみられるバイアスロンの施設
バイアスロンの施設が整っている競技場をご紹介します。
西岡バイアスロン競技場(北海道)
西岡バイアスロン競技場
〒062-0039 北海道札幌市豊平区西岡
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札幌冬季オリンピックの会場のひとつとして1972年に作られた施設です。静かな山の中に立地しており、起伏に富んだクロスカントリースキーを行うのに最適なコースとなっています。
国内の大会のみならず、国際大会の会場としても使われることの多い会場であるため、バイアスロンのメイン会場となっている場所でもあります。
田山スキー場(岩手県)
田山スキー場
〒028-7603 岩手県八幡平市矢神8-1
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スキー場はもちろん、射撃場やジャンプ台などウィンタースポーツを総合的に行うことができる施設です。国内で唯一のバイアスロン常設会場となっており、国体でも使われた経験のある施設でもあります。
スキー場がある八幡平市はウィンタースポーツが盛んな街でも知られ、数多くの著名なスポーツ選手を輩出しています。
タカンボースキー場(富山県)
タカンボースキー場
〒939-1977 富山県南砺市西赤尾町
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富山県の南端、合掌造りの家がある五箇山地域がある場所に位置しているスキー場です。スキー場という名前ですが、バイアスロン競技が行われる場所でもあり、西日本大会などがこちらの施設で行われています。
現地へ行く場合は、高速道路のインターチェンジが近くにあるので、車を利用すると良いでしょう。
特殊なスポーツで熱いバトルを楽しもう!
バイアスロンは、クロスカントリースキーとライフル射撃の2つが組み合わさった珍しい競技です。また、長距離を速いスピードで走り抜く体力と、的を正確に撃ち抜く射撃の精度の2つが要求されるハードな競技でもあります。
日本でもバイアスロン選手として活躍している方は多く、世界の大会で上位に付けるほどの実力を持った方もいます。国内で大会が開かれている競技でもあり、大会によりますが、無料で選手たちの熱い戦いを間近で見ることも可能!
少しでもバイアスロンに興味を持った方は、ぜひ現地で観戦してみてくださいね♡
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