数千年の歴史を持つカヌーは、複雑なルールもなく初心者でも十分楽しめるウォータースポーツです。アウトドアファッションも楽しめるため、女子の友達にも紹介して魅力をたっぷり伝えられるようになってみましょう。

もくじ

  • カヌーの歴史と知っておきたい基本的なルール
  • カヌーと縁のある芸能人
  • カヌー競技の見どころや魅力とは
  • カヌーは健康体を作り出す
  • カヌーを体験できる場所や施設はどこ?
  • カヌーもカヤックも思い切り自然を満喫できる

カヌーの歴史と知っておきたい基本的なルール

カヌーの歴史とルールについてご紹介します。

カヌーの定義は実は曖昧

カヌーといえば小舟をパドルで漕ぐ姿が印象的ですが、実はカヌーの定義は曖昧な部分が多く、一般的には船を漕ぐパドルの面が片方にしかついていないウォータースポーツを指します。
似たウォータースポーツにカヤックがありますが、こちらはパドルの両端に面が装着されており、両面で交互に水を押すことで前へ進むよう設計されています。

競技としてのカヌーのルールを知りたい!

直線的なコースを進むスプリントカナディアンと、川の流れに合わせて進むスラロームカナディアンがオリンピック競技として認められています。スプリントカナディアンはとてもシンプルで、陸上競技の100m走をイメージすればわかりやすいでしょう。
スラロームは参加者が時間を空けて順にスタートし、途中設置されているゲートを通ってゴールを目指します。ゴールまでのタイムはもちろん、ゲートを無視したり接触することでペナルティータイムが発生します。

ユーフラテス川で6000年の歴史を持つカヌー

カヌーの歴史は6,000年も遡るとされており、事実ユーフラテス川の王墓からカヌーが発見されています。現在は小舟のような形をしていますが、当時は丸太船をカヌーとして扱っていました。
また、カヌーの発祥は各地域ごとに異なり、中には外洋航海に使える大型カヌーも存在しています。アジアでもカヌーは生活に欠かせない存在として親しまれており、漁業のお供として使われていました。

カヌーと縁のある芸能人

カヌー経験者の芸能人をご紹介します。

少年時代にカヌーを造った加山雄三

カヌーを楽しんだ経験のある芸能人は多いかもしれませんが、造ったともなれば数少ないのではないでしょうか。加山雄三さんはまさにカヌーを手作りした人物で、船や海に憧れていた少年時代カヌーを造って海に浮かべていました。
その後興味は船に移りますが、光進丸という相棒を得て海を愛し続けており、その海を愛する心を辿っていくと中学時代に制作したカヌーに行き着くことがわかります。

カナダで家族カヤックを楽しんだ北斗晶

オシドリ夫婦として有名な北斗晶さんは、2017年にカナダ旅行でカヤックを楽しんだことをブログにて報告しています。カナダにはカナディアンカヌーがありますが、カヤックは元々カヌーの一種のため、多少分類は異なるかもしれませんがカヌーを楽しんだと言えます。
難易度の高い二人乗りを選択したためなかなか上手く進みませんでしたが、子どもたちは息を合わせて上手にカヤックを操縦したようです。

実はカヤックを趣味にしている鈴木拓

ドランクドラゴンの鈴木拓さんの趣味の一つは、実はカヤックです。2010年頃にはすでにカヤックを毎日のように楽しむほど心を奪われており、その後も度々カヤックを楽しめる施設に足を運んでいます。
釣りやカヤックを趣味にしている一般の方は度々鈴木さんの目撃報告をSNSにアップしており、プライベートでカヤックを楽しんでいることがわかります。元は釣り好きが高じてのようですが、カヤックを楽しめるスポットに足を運んだ際には鈴木さんに会える可能性もあるでしょう。

カヌー競技の見どころや魅力とは

カヌー競技の見どころや魅力をご紹介します。

テクニックが要求されるカナディアン

カナディアンは片側だけを使って操縦するため、カヤックよりも精密な操作が求められます。少し流れが急になったとしても、テクニックを駆使して急流に抗う姿は見どころ満点であること間違いないでしょう。
また、これは直線をレースするスプリントでも同じことが言えます。ただ前へ進むだけでなく、バランスを取りながら片側だけの槽を頼りに操作する様子は、荒々しさとテクニックを同居させたカヌーならではの魅力を携えているのです。
もしも技術力を求めているのなら、カナディアンはピッタリでしょう。

ダイナミックさが魅力のカヤック

カヤックはカナディアンよりもダイナミックな競技と言えます。両面に槽がついているためスピードが出やすく、どんどん前へ前へと進んでいく川の流れを駆使した動きを楽しめるでしょう。
そのため、カヌー初心者でも凄さがわかりやすく、その魅力に取り憑かれても不思議ではありません。特にスラロームは見どころがたくさんあり、ペナルティを避けるために速度を出しながらも慎重に前へ進む様子はカヤックと一体化している印象を与えます。各選手の力量が試される瞬間でもあるので、見どころを求めている方も楽しめるでしょう。

細かく部門が用意されている

スプリントとスラロームがカヌー競技の中心ですが、それら以外にもカヌーには様々な競技部門が用意されています。制限時間内に様々な演技を決めるフリースタイルに、スラロームのようなペナルティがなく自分でコースを選択できるワイルドウォーターなどが代表的です。
どれもスプリントやスラロームとは異なる魅力や見どころを持った競技であり、カヌー操作の真骨頂を目に焼き付けることができるでしょう。また、一見ヨットのようにも見えるセーリングカヌーなど、カヌーの作りによっても多種多様な競技スタイルが存在します。

カヌーは健康体を作り出す

カヌーの健康効果についてご紹介します。

とにかく体を使って痩せられる!

カヌーはとにかく体を使うアクティビティです。カヌーが転倒してしまっては元も子もないので、転覆しないよう必死に操縦することになりますが、そのバランス感覚を養う動作が程よく筋肉を付けてくれるのです。
消費カロリー量も多く、ダイエットを始めたい方にもうってつけでしょう。健康的に楽しく痩せられるカヌーならではのメリットです。

漕ぎ出すのにエネルギーを使うため初心者には最適!

初心者の方は、カヌーを動かすだけでこれほどのエネルギーを使うのかと感じるはずです。水中に槽を入れて動かすため、慣れない内はそれだけでかなりの体力を消費するでしょう。
特に上半身は鍛えられますし、普段筋トレがなかなか持続しない方にもピッタリです。慣れてくれば川の流れが激しいスポットでカヌーを楽しめますし、そうなればさらにエネルギーを消費できるのです。

リラックスして心身ともに健康になれる!

リラックス効果となれば、カヌーほど高い効果を得られるものはなかなかありません。カヌーを楽しめる場所が場所だけに豊かな自然に囲まれることになりますし、そんな中でゆっくりとカヌーを漕いでいるだけで気持ちも癒やされていきます。
病は気からというように、気持ちをリフレッシュできればストレスから来る病気を防ぐことができます。カヌーにはそれだけの力があるのです。

カヌーを体験できる場所や施設はどこ?

カヌーを体験できる場所や施設についてご紹介します。

フォレスト&ウォーターみなかみで各地の川を楽しむ

■フォレスト&ウォーター みなかみ
・群馬県利根郡みなかみ町湯桧曽191−12
詳細はこちら

利根川や奥多摩、吉野川でカヌーを楽しめる施設です。それぞれにベースとなる施設が設置されており、東京や高知県にもそれぞれアクセスできます。現地で場所に集合し、そのままカヌーを体験できるため、初心者にもおすすめのカヌーツアースペシャリストでしょう。

九十九島パールシーリゾートで九州制覇

■九十九島パールシーリゾート
・ 長崎県佐世保市鹿子前町1008
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佐世保市に位置するこちらの施設は、九州地方でカヌーを楽しみたい方の第一候補となります。リゾートパークなので、カヌーのみならずショッピングやその他リゾート施設を楽しめる場所でもあり、心身ともにリフレッシュできる週末まとまった時間に訪れたい施設です。

B-natureビーネイチャー沖縄で美しい海を満喫しよう!

■B-nature ビーネイチャー沖縄
・沖縄県中頭郡読谷村渡具知502−1
詳細はこちら

シーカヤックを目的とした場所を探しているのならこちらがうってつけです。何と言っても沖縄の透き通った海をカヌーで漕ぎ出せるのが魅力で、他では体験できないカヌーを楽しめる施設です。青の洞窟へも足を伸ばせるため、沖縄に行くならカバーしておきたい施設でしょう。

カヌーもカヤックも思い切り自然を満喫できる

最初は流れが穏やかな川でカヌーを楽しみ、慣れた段階で流れに合わせたカヌーを楽しめるという、段階に合わせた二段構えの楽しみ方がカヌーの魅力です。川の上で必死にカヌーを操縦することで自然と体も引き締まりますし、自然の中にいることでリラクゼーション効果も見込めます。
突き詰めれば競技性の高いスポーツでもあるため、多種多様な楽しみ方を見いだせるでしょう。また、カヌーを楽しむ時期によっては周囲の景色が変化したりと、見えてくるものも異なります。時期をずらして施設に通うことで、新しい発見があるかもしれません。

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