2018年2月9日に開幕した韓国・平昌(ピョンチャン)にて行われる冬季オリンピック大会。カーリングがオリンピックの正式種目となったのは20年前の長野オリンピックからになります。その長野オリンピック以来の出場が決まったカーリング男子日本代表にメダルの期待が寄せられています。

もくじ

  • 選考から出場決定は初!カーリング男子日本代表 オリンピックへの軌跡
  • 優秀な大会成績を残している!カーリング男子日本代表の実力
  • シンプルだけど実はハードな競技!カーリングのルール
  • カーリングは別名「氷上のチェス」!戦略なくして勝利なし!
  • イケメン揃い!カーリング男子日本代表のプロフィール
  • カーリングを体験してみよう!

選考から出場決定は初!カーリング男子日本代表 オリンピックへの軌跡

歴史は古く15~16世紀に始まったといわれているカーリングですが、オリンピックの正式種目となったのは20年前の長野オリンピックからです。

当時開催地枠で出場したカーリング男子日本代表は3勝4敗で5位という結果に終わり、その後のオリンピックの出場権を獲得することができていませんでした。

平昌オリンピックでは出場権を得られた国は全10カ国になります。開催国の韓国のほかに、2016年と2017年の世界選手権の順位をもとに計算されたオリンピックポイントの上位7カ国、世界最終予選の上位2カ国になります。

日本はオリンピックポイント4位で出場を決めました。長野オリンピックから20年ぶりの出場となりますが、自力で出場が決定したのは初めてとなります。

優秀な大会成績を残している!カーリング男子日本代表の実力

20年ぶりのオリンピック出場となるカーリング男子日本代表ですが、その実力は表彰台を狙うレベルまで向上してきました。

オリンピックポイントで4位になっていることもさることながら、2016年の世界選手権で4位、2017年は7位でした。

また2017年12月に平昌オリンピックの前哨戦として行われた軽井沢国際カーリング選手権大会で、カーリング男子日本代表チームは優勝を果たしておりメダルへの期待が高まります。

シンプルだけど実はハードな競技!カーリングのルール

カーリングは約40メートル先に描かれた「ハウス」と呼ばれる円の中に、ストーンを投げ入れて点数を競うスポーツです。

1チーム4人のメンバーで構成され、それぞれが2投ずつ、相手チームと交互に全16投を投げます。16投を終えると得点をカウントし、この一区切りを「エンド」と呼び、1試合10エンドの合計得点で勝敗を決めます。

各エンドではハウスの中心に近い位置にストーンがあるチームが勝利となり、相手のストーンより中心に近いストーンの数だけ得点が入ります。そのため負けチームはいくらストーンがハウス内に残っていても0点となります。

各チーム投球には制限時間があり、1試合の中で各チーム73分の時間を使って戦略を立てながら投球を行います。両チーム合計で160投に及ぶため、1試合の時間がおよそ2時間30分と非常に長丁場の戦いになります。

メンバーは投げる順番によって役割が決まっています。

リード :1,2投目の投球、スウィーピング
セカンド:3,4投目の投球、スウィーピング
サード :5,6投目の投球、スウィーピング(セカンド投球時)、司令塔(スキップ投球時)
スキップ:7,8投目の投球、司令塔

スウィーピングとは投げたストーンの軌道を修正するために氷上をブラシで削る役割です。
スキップは各チームの司令塔の役割を担っており、次の投球に関する指示を出します。
中心に近づけるのか、相手のストーンをはじき出すのか、立てた戦略によって戦局が大きく変わってきます。

カーリングは別名「氷上のチェス」!戦略なくして勝利なし!

カーリングで得点を取るためには、狙った位置にストーンを投げる技術だけでなく、戦略が重要となってきます。

相手のストーンをはじいたり、相手のストーンを中心に置きづらくするためにあえて中心から外したところに置いたりと、互いのチームが数手先を読みながらゲームを進めていきます。

そこが「氷上のチェス」と呼ばれる所以です。主にスキップがその指示を出す役割を担っています。

イケメン揃い!カーリング男子日本代表のプロフィール

平昌オリンピックの代表選考はチーム単位で行われ、代表選考会である日本選手権で優勝を果たしたSC軽井沢クラブが代表に選ばれました。

SC軽井沢クラブの現メンバーになってから11年、日本選手権では5連覇を含む8度の優勝を果たすなど、攻めのカーリングでメダルを狙っています。

両角公佑(リード)

山口剛史(セカンド)

清水徹郎(サード)

両角友佑(スキップ)

平田洸介(リザーブ)

カーリングを体験してみよう!

カーリングをするためには専用の道具が多く必要なため、本格的に始めるにはハードルが少し高いかもしれません。まずは初心者体験講習に参加してみてはいかがでしょうか。

・東京カーリングクラブ
https://www.tokyocurlingclub.jp/

・千葉カーリング協会
https://chibacurling.jimdo.com/

・横浜カーリングクラブ
http://yokohamacurlingclub.web.fc2.com/

・神奈川カーリング協会
http://kanagawacurling.blog.fc2.com/

・山中湖メイプルカーリングクラブ
http://ymcc.info/index.php

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