ゲートボールの歴史は日本で始まりました。このスポーツの魅力は、若い世代にも理解され始めています。激しいプレーが無く安全なスポーツで、女子ウケするおしゃれなファッションでもプレーできます。ルールも簡単。初心者むけに分かりやすくご紹介します。

もくじ

  • 実は頭脳戦?ゲートボールの歴史やルールをチェック
  • ゲートボール経験者の芸能人をご紹介
  • ゲートボールの魅力・見どころ教えます
  • ゲートボールに最適!かわいいコーデで楽しもう
  • ゲートボールができる施設をご紹介
  • みんなで一緒にゲートボールしましょう

実は頭脳戦?ゲートボールの歴史やルールをチェック

ゲートボールの歴史やルールをご紹介します。

自分のボールをゲートに通過させゴールポールに当てたらゴール

ゲートボールの試合時間は30分。5対5の団体戦です。各チーム交互にスティックでボールをたたき、ボールが3つのゲートを順に通過し最後にゴールポールにあたると「あがり」となります。
ゲート通過で1点、ゴールポールに当てると2点が入り、終了時の合計得点で勝敗を競います。各選手は自分の固定番号のボールでプレーします。一方のチームの5球が全部上がるとパーフェクトゲームで30分を待たず終了することができます。

ゲートボールならではのルール「タッチ」と「スパーク打撃」

ゲートボールならではのルールに「スパーク打撃」があります。この「スパーク打撃」は、自分のボールを他のボールにあてる「タッチ」をした後に続けて行うことができる特殊な打撃方法です。
「スパーク打撃」とは、自球の隣にタッチされた他球を置き、自球を踏んでいる状態で自球をスティックでたたき、その衝撃で隣に置かれた他球を転がす打法。自球に隣り合っていれば他球を置く位置は自由ですから、他球を好きな方向に、好きな強さで移動させることができます。

ゲートボールの歴史は日本ではじまった

ゲートボールの歴史は日本で始まりました。1947年に北海道で子供たち向け競技として西洋のクロッケーを基盤につくられた競技です。
昭和40年代にルールの統一がなされ、運動負荷が軽く頭を使う競技であるという観点からお年寄りのスポーツとして普及しました。今や世界ゲートボール連合(WGU)に加盟する国や地域は16を超え国際大会も開かれており、日本発祥のゲートボールは世界中に普及しています。

ゲートボール経験者の芸能人をご紹介

ゲートボール経験者の芸能人をご紹介します。

三遊亭円楽さん「円楽ゲートボール大会」開催

三遊亭円楽さんは、ゲートボールのキャリアが40年。1980年代にはゲートボールを題材とした番組にも出演していました。
毎秋、宮城県蔵王町では「ゲートボールを通じて健康増進と参加者相互の親睦を深めることを目指す」として「三遊亭円楽杯」というゲートボール大会を開催し好評をあつめています。円楽さんは一門の若手とチームをつくり、一般市民のチームと共にこの大会に参加して大会を盛り上げています。

おばあちゃんとゲートボールしていた千原ジュニアさん

「おばあちゃん子だった」と語る千原ジュニアさんは、祖母と一緒に遊ぶなかで幼少期よりゲートボールに親しんでいたそう。
千原ジュニアさん出演番組でゲートボールの企画があり、番組用ルールが追加されたゲームでお年寄りチームと芸人チームが対戦し、盛り上がる試合の様子が放送されました。ジュニアさんはゲートボールについて「すっげー面白い、ゲートボールって。テレビ向き。ゲームとしても意地悪で面白い。」と語っていました。

81歳でゲートボールを体験した毒蝮三太夫さん

ルールを教わりながら体験イベントに参加した毒蝮三太夫さんは、ゲートボールについて「簡単そうだけど奥が深い。」と評しました。ゲートボールは自分の番が回ってくるまでの待ち時間が長いことが特徴の一つです。
作戦を練ったりその時の調子を話し合ったり、一緒にプレーする仲間同士コミュニケーションの時間です。三太夫さんは「人のプレーを待っている間、もっと和気藹々としゃべったら。」と、体験イベントの参加者達にアドバイスをしました。

ゲートボールの魅力・見どころ教えます

ゲートボールの魅力・見どころをご紹介します。

意外にも戦略型スポーツ

ゲートボールは、上手にゲートを通し、誰かが早く「あがる(ゴールポールに自分のボールを当てる)」だけで勝てるゲームではありません。技術面を磨くだけでは勝てないのです。相手チームの思い通りにさせないよう動くため、あえて「あがらない」こともあります。この様に作戦を練り頭脳で戦うゲームであるところが魅力です。
また、ゲートボールならではのルール、「タッチ」を行った後「スパーク打撃」で自由な方向・力で他のボールを動かした結果、試合の向きがガラッと変わるところが見どころのひとつです。

仲間と一緒に楽しめる

ゲートボールはチーム戦です。仲間と協力しながら勝利を目指します。5人いる中のひとりだけがうまくても勝てません。それぞれのプレーヤーの得意・不得意をそれぞれのチームメイトが相互に理解し補完しながら協力して戦っていきます。
また、ゲートボールは自分が打つ番が回ってくるまでの待ち時間が長いところが特徴の一つです。その間、チームメイトとコミュニケーションをとり、刻々と変化する状況にあわせて作戦を練って実行していきます。
それぞれの選手の魅力を活かしながらチームワークをどう発揮しているかが、見どころです。

子どもも大人もお年寄りも男性も女性もみんな一緒に

ゲートボールは年齢、性別、体力、体格などに制限を設けることなく、様々な人が一緒に楽しめる珍しいスポーツです。学校では男女混合で試合も練習も行える体育会系部活になります。
身体的障がいを持つ人と持たない人が一緒にチームをつくれます。地域で子ども会と敬老会との対抗戦を企画するのもいいでしょう。
そして一緒にプレーすることになったら、その仲間とのコミュニケーションを楽しみます。
「老若男女問わず一緒に楽しんで、世代、性別を越えた仲間づくりができる」ことがゲートボール最大の特徴であり魅力であり見どころです。

ゲートボールに最適!かわいいコーデで楽しもう

ゲートボールにおすすめのファッションをご紹介します。

デニムでもOK!スカートでもOK!

高校のゲートボール部では制服のまま練習したり、デニムやスカートなどの普段着で練習したりしています。
靴は、グラウンドやコートを傷めないためにスニーカーや運動靴を着用しますが、それでも他のスポーツに比べて選択肢は広く自由度は高くなります。ゲートボールがノンコンタクトで安全であり、また、激しい動きがないからこそできるファッション。かわいいコーデも諦めたくない女子にも気軽に体験できるスポーツです。

個性が光るおしゃれスティックを使おう

スティックは自分用に用意する唯一の道具ともいえる必需品です。ニチヨーや羽立など様々なブランドがあります。初めて購入する初心者は、スティックの「シャフト」と呼ばれる棒の部分やボールをたたく部分「ヘッド」、スティックを収納するカバー等がセットになっているものを購入すると手軽です。
1万数千円で用意することができます。このような初心者向けセットにもカラーバリエーションがあり、自分好みのおしゃれなスティックを選ぶことができます。
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屋外だから帽子は必需品。機能的でおしゃれなものを選ぼう。

野外スポーツであるゲートボールに帽子は必需品。紫外線は女子にとって気になるところですから、紫外線カットのレディースサンバイザーはおすすめです。地面にあるボールをスティックでたたくスポーツであるゲートボールは、サンバイザーのつばが広いものを利用しても邪魔になりません。
セシールや楽天、Amazon等の通販サイトでも多くのおしゃれな商品が紹介されています。洋服とあわせ、自分らしくかわいいコーデを楽しんで下さい。
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ゲートボールができる施設をご紹介

ゲートボールができる施設をご紹介します。

埼玉県北本市健康増進センターゲートボール場

埼玉県北本市にある健康増進センターは、指定管理者社団法人北本市シルバー人材センターが管理している施設です。老人福祉センターや屋内・屋外ゲートボール場・多目的広場があり、高齢者が健康で明るい生活を送ることを推進しています。
北本市ゲートボール連盟で募集されているゲートボール体験教室は小学生から高齢者まで、年齢問わず参加することができます。

北本市健康増進センター
住所:北本市中丸10−55
詳細はこちら

神奈川県茅ケ崎市柳島スポーツ公園ゲートボール場

柳島スポーツ公園は、身近にスポーツを親しめるスポーツ公園として、高齢者から子供までの市民の健康づくり、憩い・レクリエーションを楽しめる場所として整備されました。柳島スポーツ公園主催・神奈川県ゲートボール連合後援で柳島スポーツ公園ゲートボール初心者教室が開かれています。

柳島スポーツ公園
住所:神奈川県茅ヶ崎市柳島1300番地
詳細はこちら

東京都立祖師谷公園

東京都立祖師谷公園は、東京都世田谷区にあります。テニスコートやゲートボール場、子供の運動広場、ふれあいの森やはらっぱ広場など複数の広場や施設がある大きな公園です。公園内の施設利用には東京都スポーツ施設サービスの登録が必要です。公園内のサービスセンターで登録できます。

東京都立祖師谷公園サービスセンター
住所:世田谷区上祖師谷3-22-19
詳細はこちら

みんなで一緒にゲートボールしましょう

ゲートボールは、年齢・性別・体格に関係なくみんなで楽しめる珍しいスポーツです。おしゃれしたまま楽しめ、家から動きやすい服装で来れば着替える必要はありません。
近くの公園でできるから専用施設はいらない。激しいプレーはなく安全なので、華奢な女子も安心してプレーできます。子どももお年寄りもおしゃれ女子も楽しめるとはいえ、ゆるい訳ではありません。作戦が勝敗を決める激しい頭脳戦です。
お年寄り向けのスポーツと決めつけるのはもったいない。どんな仲間とも一緒に楽しくプレーできるユニバーサルスポーツ。それがゲートボールですよ♡

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