ボルダリングは、突起を配置した人口の壁を登っていくスポーツです。必要な装備が少なく、年令や性別問わずにできることから、若い女性にも好んで行う人が増えているほか、観戦する人も増えています。しかし、観戦時にどんなことに気をつければいいかわからない人も多いでしょう。ここでは、ボルダリング観戦時の注意点や、観戦時に知っておくべきポイントを解説していきます。

もくじ

  • ボルダリングのリーグや大会には何がある?
  • ボルダリングの優勝者、イケメン・美人ボルダリング選手は誰?
  • ボルダリング観戦時の注意点を知ろう!
  • ボルダリング観戦時に知っておきたいポイントとは?
  • ボルダリングでよく使われている会場はどこ?
  • マナーを守ってボルダリングを観戦しよう!

ボルダリングのリーグや大会には何がある?

有名なボルダリングのリーグや大会といえば、「IFSCクライミングワールドカップ・ボルダリング八王子」が挙げられます。日本だけでなく、世界中から優秀なボルダリングの選手が集まり、熾烈な戦いを繰り広げる大会です。2016年の大会にて、W杯総合優勝と世界選手権の2冠達成という輝かしい結果を残した20歳の若手、楢崎智亜選手は、開幕戦でこそ予選敗退という結果でしたが、2017年の大会では第2戦、第3戦は連続して2位という記録を残しています。2017年大会で2位の好成績となった藤井快選手は、楢崎選手と並ぶ日本のエースです。2017年始めのジャパンカップでの2連勝に加え、開幕戦のシーズン1勝目を飾りました。

2016年の南京で見事初優勝を飾った渡部桂太選手は、2017年の開幕戦では3位、第2戦では4位と好成績をキープし、南京では初優勝となった勢いのある選手です。韓国出身のチョン・ジョンウォン選手は2016年は総合4位の安定した実力を持つ選手で、韓国を代表するエースクライマーとなりました。2017年では開幕戦で12位と出遅れたものの、第2戦では決勝で唯一完登という成績を残しています。ロシア出身のアレクセイ・ルブツォフ選手は、弱冠20歳で世界選手権で優勝を飾って以来、トップレベルのレコードホルダーとして活躍している選手です。2017年シーズンでは初戦で2位となりました。

このように、IFSCクライミングワールドカップにはたくさんの選手が集まり、全国各地で大会が行われています。このことからも、ボルダリングの人気の高さがうかがえるでしょう。

ボルダリングの優勝者、イケメン・美人ボルダリング選手は誰?

日本でもっとも有名なボルダリング選手といえば、野口啓代選手が挙げられるでしょう。野口選手はボルダリングジャパンカップで9回連続での優勝という成績を残した優秀な選手です。野口選手がフリークライミングと出会ったのは、小学5年生のときのグアム旅行でした。そして、野口選手はクライミングを始めてからわずか1年で全日本ユースを制覇しました。そこからさらに日本人女性として初のボルダリングワールドカップ優勝を飾った、優秀な選手なのです。ほかにも、イケメンボルダリング選手としては、楢崎智亜選手が有名です。楢崎選手は栃木県出身の選手で、力強い指の関節と体操で培ったしなやかな身体能力でボルダリングに挑み、2016年の世界選手権では日本人初の優勝を飾りました。

さらに2017年のスポーツクライミングワールドカップでは、複合部門で初の総合優勝を果たしています。三才下の弟である明智もまたボルダリング選手の日本代表選手です。美人ボルダリング選手としては、2016年に全日本クライミングユース選手権リード競技大会で3位を飾った金子桃華選手が挙げられるでしょう。地元である埼玉県聖望高等学校出身の金子選手は、「ちゃんもも」のニックネームで親しまれ、クライミング界のアイドル的存在となっています。可愛らしいルックスと、そこからは想像もできない力強いクライミングが人気を集めているのです。

ボルダリング観戦時の注意点を知ろう!

ボルタリングにおいては、選手だけでなく観戦者にもさまざまな注意点があります。まず、ボルダリングの行なわれる会場は、多くの場合土足禁止です。そのため、観戦の際には必ず上履きと靴を入れるための袋を用意しておきましょう。会場によってはフロアごとに土足禁止か可能かが分かれている場合もありますので、事前に調べておくといいでしょう。また、同じく会場によっては特定のフロアが飲食禁止になっている場合もありますので、これも事前にチェックしておきましょう。なお、選手が競技エリア内で飲み物を飲むことは許可されています。

会場内は禁煙となっていることが多いので、喫煙は必ず所定の場所で行なうようにしましょう。吸い殻の処理も自分で責任を持ちましょう。競技エリアへ立ち入ることができるのは、役員と選手だけとなっています。観戦者は指定された観戦エリアで観戦するようにしてください。小さなお子さん連れの場合は、会場に授乳室がある場合もありますので、事前に確認しておきましょう。パーソナルトレーナーの引率がある場合には、トレーナールームが設置されている場合もあるので利用してください。

ボルダリング観戦時に知っておきたいポイントとは?

ボルダリング観戦時に注目すべき点を知っていれば、より観戦を楽しめるようになります。まず、選手の個性を見比べることは大切です。個性を見比べるためのポイントの代表的なものは体型でしょう。ボルダリングでは、身長の高い選手が必ずしも有利というわけではありません。180cmの選手がいる中で、160cmの選手が好成績を上げることも珍しくないのです。リーチを活かす長身の選手、身軽でダイナミックな動きを見せてくれる選手と、選手が体型に合わせた攻略をしていくのを見るのはボルダリング観戦の醍醐味と言えるでしょう。

また、選手の性格の違いも見ていくと面白いものです。無言で淡々と登っていく選手もいれば、雄叫びを上げながら登っていく選手もいます。優秀なボルダリング選手として知られている野口選手は、観客席を煽って観客を味方につけるのがうまいことで知られており、そうしたテクニックに注目するのも面白い視点です。ほかにも、影で競技を支える存在であるルートセッターにも注目するといいでしょう。ルートセッターとは、ボルダリングのルート設定を行うスタッフで、ワールドカップなどでは一流のルートセッターによって設定されたコースが、試合を盛り上げています。そうしたルートセッターのルート設定に注目するのも面白いでしょう。

試合や選手について解説や実況をしてくれるMC・解説も注目ポイントです。観戦の初心者であっても、MCの解説のおかげで選手についての情報や試合の状況がわかるでしょう。

ボルダリングでよく使われている会場はどこ?

日本国内で頻繁にボルダリング大会が行われているのは、駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場(東京都・世田谷区)です。ボルダリング国内最高峰の大会である「ボルダリングジャパンカップ(BJC)」が行われるのもここで、国内から多数のボルダリング選手が集まってきます。駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場は、かつて1964年の東京オリンピックの際にバレーボールのメイン会場として使用されました。「東洋の魔女」の異名で知られている日本女子代表チームが優勝したのもこの施設です。収容人数は2358人で、バレーボールやバスケットボールをはじめとする屋内スポーツの会場として利用されています。

施設内には、貴賓室、主催者控室、多目的室などの設備が充実しており、さまざまな大会に対抗できる施設です。ボルダリングジャパンカップ以外にも、東京都スポーツ少年団競技別交流大会 、東京都障害者スポーツ大会など、たくさんのスポーツ大会が開催されています。

マナーを守ってボルダリングを観戦しよう!

ボルダリングは、突起の配置された人工の壁を登っていくスポーツです。「IFSCクライミングワールドカップ」をはじめとして、さまざまな大会が開催されています。そうした大会を観戦する際には、会場のルールをしっかりチェックしておくことが大切です。土足禁止である点や飲食禁止である点などを事前にチェックした上で、選手の体型や個性、ルートセッターや解説に注目しながら観戦しましょう。

試合観戦だけでなく、自らボルダリングに挑戦してみたい方は下記の記事もおすすめですよ!ぜひチェックしてみてくださいね♡
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