スピードスケートは、冬のオリンピック時期になると女子選手の活躍が紹介され、これを機に生で見てみたいと思う方が多いでしょう。そこで今回は、初心者の方向けにスピードスケートの歴史・ルール、ファッションや魅力などをご紹介します。

もくじ

  • 熱い戦い!スピードスケートの歴史・ルール
  • 金メダリストも?スピードスケートの芸能人
  • 面白い!スピードスケートの魅力・見どころ
  • 全日本選手権の座席・チケット
  • 国内で見れる!スピードスケートの施設!
  • 疾走感あるレースを生で見よう!

熱い戦い!スピードスケートの歴史・ルール

スピードスケートの歴史やルールについてい詳しくご紹介します。

陸上競技に近い?スピードスケートとは

スピードスケートは、1周400mのスケートリンクを周回して、そのタイムを競う競技のことを指します。短い物で500mから、長い物で3000mなど、短距離・長距離どちらにも対応した競技となっており、氷の上で行う陸上競技のようなスポーツでもあります。
日本人選手の活躍が多く、冬季オリンピックでは毎回日本の選手が上位にランクインしていますよ。

意外と厳しい?スピードスケートのルール

スピードスケートのほとんどの種目で、ダブルトラック方式が採用されています。これは、内側と外側の選手が同時にスタートし、1週ごとに直線で内側と外側を入れ替わりながら既定の距離を走るというものです。
こうすることで、内側の有利さと外側の不利さを無くし、公平にレースが行われるようになっています。また、スタート時に2度フライングしたとき、中に他の選手を妨害した場合、なんらかの不正があった場合はその時点で失格となります。

発祥はヨーロッパ?スピードスケートの歴史

スピードスケートの発祥はオランダにあるとされています。オランダは冬になると川が凍るほどの冷え込みを見せます。そのため、凍った運河や川を渡るための交通手段として使われたのがスケートの歴史の始まりです。13世紀には、木でできた靴に鉄の刃を取り付けた現在と同じタイプのスケートシューズの原型が作られました。19世紀に国際スケート連盟が発足され、本格的な競技として位置づけられるようになりました。

金メダリストも?スピードスケートの芸能人

スピードスケート経験者の芸能人をご紹介します♡

タレントとして活躍!清水宏保さん

清水宏保さんは、北海道出身の元スピードスケート選手です。現役時代は様々な大会で優秀な成績を残し、日本を代表するスピードスケート選手のひとりとして注目されていました。
現在は引退しており、様々なバラエィ番組やイベントなどで活躍するタレントとして活動をされています。過去には衆議院議員として出馬したこともあり、タレントだけでなく政界への進出も期待される人物でもあります。

テレビでも活躍!岡崎朋美さん

岡崎朋美さんは、北海道出身の47歳で、元スピードスケート選手です。高校までは無名選手でしたが、社会人チームに入ってから頭角を表し、1988年の長野オリンピックで、日本人女子選手初となるメダルを獲得しました。
この時、うれしさのあまり見せた笑顔が人気となり、「朋美スマイル」として全国に名を知られるようになりました。現在は引退していますが、持ち前の明るい性格でバラエティ番組などに多く出演されています。

テレビに引っ張りだこ!勅使川原郁恵さん

勅使川原郁恵さんは、岐阜県出身の元スピードスケート選手です。中学生のころから全国大会で優勝するなど優秀な成績を収めていた方で、現役時代は多くの大会で上位に入っていた選手でした。
現在は引退され、スポーツキャスターや旅番組などで司会を努めることも多く、テレビに引っ張りだこな人物でもあります。2児の母として、ママさんタレントとしての活動も行っており、マルチに活躍されている方です。

面白い!スピードスケートの魅力・見どころ

スピードスケートのおすすめポイントや魅力をご紹介します♡

時速60km/hのスピード感!

スピードスケートでは、瞬間時速60km/hものスピードで氷上を駆け抜け、各選手がタイムを争います。車並みのスピードで氷上を駆け抜ける選手たちの姿は見ていてとてもかっこよく、スピードスケートの魅力であると言えます。
また、猛スピードできついカーブを曲がる際の選手たちのコーナリング技術は、スピードスケートの見どころでもあります。スピードスケートの本場であるオランダでは、ストップウォッチを片手に大声援を送るファンが多く、ハイスピードな展開で記録に挑む選手たちの活躍を見ることが出来るスポーツですよ。

距離によって戦術が異なる!

スピードスケートには、500mから3000mの種目や、普通より短いリンクで行われるショートトラックなど様々な距離の種目があります。選手たちは複数の種目を掛け持ちしながら出場することがほとんどで、それぞれの距離に応じた対応が求められます。
スピードスケートでは、距離ごとに様々な戦術を駆使してレースに挑むので、選手がどのような戦術でレースを進めて行くかが見どころ♡
レース序盤から一気にペースを上げて逃げ切るタイプの選手や、終盤で全力を出すタイプの選手など、個人によって戦術が変わるのがスピードスケートの魅力のひとつです。

タイムを縮めるための努力!

タイムを競うタイプのスポーツは数多くあり、そのどれもが、世界記録より少しでも短いタイムで走るために努力をする必要があるものです。スピードスケートも同様で、日々タイムを縮めるための様々な努力が必要な競技です。
選手の中には、海外に留学してスピードスケートの技術を磨く人や、世界中で開かれているスピードスケートの大会に出場し、優秀な成績を収めるなどをして努力を行っています。
こうした選手たちの努力の甲斐あって、各種目で新記録を出した時に見せる喜びの表情やガッツポーズを見せる瞬間は、スピードスケートの魅力であり見どころでもあります。

全日本選手権の座席・チケット

スピードスケートを観戦したい方は全日本選手権がおすすめですよ♡詳細をご紹介します。

歴史ある大会!全日本選手権とは

全日本スピードスケート選手権は、毎年12月に行われる日本スケート連盟が主催するスピードスケートの大会。1929年に第1回大会が開催されており、非常に歴史のある大会となっています。
アジア大会やワールドカップなどの選考会も兼ねて行われる大会でもあるため、実力のある選手たちがこぞって参戦する大きな大会でもあります。

毎年持ち回り!全日本選手権の開催場所は?

全日本スピードスケート選手権の会場は、毎年持ち回りで開催されています。2018年度は北海道・帯広市で、2017年度も帯広市で行われていました。スピードスケートの会場は、基本的には屋内で行われることが多いです。
しかし、中には屋外で行われる場合もあり、開催時期が真冬であるため気温が非常に低く寒い場所で観戦する場合もあります。防寒着などを事前に用意しておきましょう♡

全日本選手権の座席・チケットは?

全日本スピードスケート選手権のチケットは、席によって異なりますがだいたい1000円から2000円前後が相場です。他のスポーツに比べると値段は安く設定されているので、気軽に観に行くことができます。
スピードスケートは多くの場合室内で行われますので、座席も十分に用意されていることが多いですよ。ただし、屋外の場合は立ち見席で見なければいけない場合もありますので、注意しておきましょう。

国内で見れる!スピードスケートの施設!

スピードスケートの施設が整った会場をご紹介します。

明治北海道十勝オーバル(北海道)

明治北海道十勝オーバル
〒080-0856 北海道帯広市南町南7線56
詳細はこちら

スピードスケートのナショナルトレーニングセンターとして指定されており、スピードスケートの大きな大会もよく行われている会場です。スピードスケート以外にもフットサル場やテニスコートなどがあり、総合運動公園としての機能も持ち合わせています。国内では珍しく、屋内のスケートリンクとなっています。

風越公園屋外スケート場(長野県)

風越公園 屋外スケート場
〒389-0113 長野県北佐久郡軽井沢町発地1154
詳細はこちら

関東地方の避暑地として知られている軽井沢にあるスケート場です。夏はローラースケート場として営業しており、1年を通して使用できる施設でもあります。野球場やサッカー場などもあり、総合運動公園だけでなく様々なスポーツの合宿所として使われることが多い施設となっています。

真駒内セキスイハイムスタジアム(北海道)

真駒内セキスイハイムスタジアム
〒005-0017 北海道札幌市南区真駒内公園3-1
詳細はこちら

日本では珍しくスピードスケート専用に作られた施設で、17000人収容できるスタジアムです。冬季はもちろん、夏季にはフットサル場やテニスコートとしても使われています。毎年大きな大会をこちらの施設ですることが多く、アクセスも良好な立地であることが特徴です。

疾走感あるレースを生で見よう!

スピードスケートは、瞬間最高時速60km/hに達するほどの猛スピードでトラックを1周し、そのタイムの速さを競うスポーツです。選手たちが猛スピードで駆け抜けていく姿は本当に迫力があり、見ていて興奮するものがあります。
また、距離や種目によって様々な戦術があり、個人の得意な戦術を駆使してレースを展開していくため、最後の最後まで予想がつかない白熱した試合展開になることもあります。
国内でも大規模な大会が多く開かれていますので、興味を持った方はぜひ生でスピードスケートを見てくださいね♡

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