
もくじ
- 女性アスリートが輝いて見える理由って?
- 困難を乗り越える勇気をもらえる実話映画『ソウルサーファー』
- 打ち込めるものを見つけた一人の女性の物語『ミリオンダラー・ベイビー』
- 差別と闘いながらも野球に打ち込んだ女性たちを描く『プリティ・リーグ』
- 人生に意味を見いだせない人にはスポーツを!
女性アスリートが輝いて見える理由って?

キラキラと輝く女性アスリートたちの姿に憧れたことはありませんか?
彼女たちが輝いて見えるのは、情熱をもってスポーツに打ち込んでいるから。
「誰にも負けたくない!」というスポーツに欠かせないモチベーションは、勝つためには何が必要かという自己分析を促します。そのためアスリートは、自分の技術の向上のためにはどんなトレーニングをすればいいか、体力をアップさせるためには何が必要かと常に考え、実行しています。
情熱をもち、目標のために自分を改善しようと努力を重ねている彼女たち。キラキラ輝いて見えるのも当然ですよね♡
「職場と自宅を往復する毎日で、不満を解消する術がない」と嘆いている女性たちにこそ、ぜひスポーツに打ち込むことの素晴らしさを知ってもらいたい――。
そこで今回は、スポーツに没頭する女性を描いた名作洋画を3つご紹介します!アスリートのように輝く人生を送るためのヒントが見つかるかも?
困難を乗り越える勇気をもらえる実話映画『ソウルサーファー』

「サーフィンは情熱です。そして自分の人そのものなのです。」と語るプロサーファーのベサニー・ハミルトンには、左腕がありません。
13歳のとき、サーフィン中にサメに襲われ、左の肩から下を食いちぎられてしまったのです。子どもの頃からサーフィンの大会で優勝を重ね、プロとしての将来を期待されていたベサニーにとっては、絶望的に不幸な事故でした。
「神様が試練を与えるのは、それを乗り越えたときの喜びのためだ」
そんな言葉をキリスト教的な教えとしてよく耳にしますが、13歳の女の子が背負うにはあまりに大きすぎる試練でした。
普通であれば、一生海に入ることすらできないようなトラウマを負ったベサニー。
しかし彼女は、なんと事故から1か月後にはサーフィンの練習に戻ります。
そして、片腕でボードを乗りこなせるようになるために日々練習を重ね、再び大会に出場するのです。

この映画は、さまざまな場面に明日への希望につながるヒントが隠されています。日々の生活の中で「なぜ自分だけこんな目に合うのか?」と悩んでいる女性たちには、ぜひ観てもらいたい名作です。
ベサニーがどんな荒波も乗り越えていけるのは、情熱をもってサーフィンに挑み続けているから。ベサニーの勇気と自信に満ちた姿に、鑑賞後にはきっと「自分もなにか打ち込むことを見つけよう!」という前向きな気持ちになることでしょう。
打ち込めるものを見つけた一人の女性の物語『ミリオンダラー・ベイビー』

アスリートに対して、「心から打ち込めるものがあっていいな」と羨むような気持ちを抱いたことはありませんか?
その羨ましさの裏側にあるのは、「打ち込めるものさえあれば、自分だって同じように頑張れるのに」という希望のような感情です。そんなマイナスの感情を心に秘めた女性たちにぜひ観てもらいたい映画が、『ミリオンダラー・ベイビー』です。
31歳になる主人公のマギー・フィッツジェラルドは、ウェイトレスをしてコツコツと貯めたお金で、あるスポーツを始めたいと考えていました。
そのスポーツとは、ボクシング。
ボクシングは相手を叩きのめす戦闘的なスポーツですが、攻撃と同じくらい大切なのが防御(ガード)することです。自分を攻撃を繰り出しながらも自分を守る、戦闘態勢でありながら冷静さを求められる。究極に研ぎ澄まされた感覚を味わえるスポーツなのです。
そんなボクシングの魅力に惹きつけられたマギーは、とあるボクシングジムの門を叩きました。
「女は教えない」という理由で一度は断られてしまいますが、彼女はなんと半年分のレッスン費を前払いします。ジムのトレーナー・フランキーはそんなマギーを門前払いすることもできず、仕方なく入会を許すことに。
それから1年――ジムに通う男性たちよりも熱心に練習に打ち込むマギーの姿に心を打たれ、フランキーはついにマギーの練習を見ることを決めました。めきめきと上達していくマギーの姿に、フランキーもまた教える喜びを取り戻していきます。
そんなフランキーの指導を受けながら、マギーは試合デビューしてから1年半でタイトル戦を戦うまでに成長し、ボクサーとして大成功を収めるのでした。
まさに、「何かを始めるのに遅すぎるということはない」という人生の真理を証明してくれるような作品です。
しかしこの映画には、ハッピーエンドとは言えない結末が待ち構えています。
映画を最後まで観て考えてもらいたいのは、マギーが自分の人生を変えようと挑戦した事実について。どんな終わりを迎えようとも、努力をした事実が変わることはありません。
マギーのように、努力で自分の存在価値を証明できるような人生を送れるのは幸せなこと。
まずは「打ちこめることを探す」という目標を掲げることから始めてみませんか?
差別と闘いながらも野球に打ち込んだ女性たちを描く『プリティ・リーグ』
1943年、アメリカでは第二次世界大戦によって野球選手たちの多くが戦場に出征してしまい、大リーグの運営が成り立たなくなりました。そんな危機的状況を救うために創設されたのが、全米のソフトボール選手を集めた女子のプロ野球リーグです。
女性差別の激しかったこの時代。女子プロ野球リーグも、当初は「所詮は大リーグの代わり」と軽視されていました。
しかし、選手たちは野球を心から愛し、ひたむきに試合に取り組みます。そんな彼女たちのスポーツマンシップが観客の心を打ち、女子プロ野球リーグは徐々に大衆に愛される存在に成長していくのでした。
野球というスポーツは、魅力的な要素にあふれています。
団体競技でありながら、ピッチャーとバッターの一対一の対決があること。
守備のファインプレーの見せどころがあること。
息の合った連携プレイが求められること。
まさに、スポーツとしての面白さが凝縮された競技といえます。
そのため、野球をやってみたいと思う女性は舞台となった1940年代にも、21世紀の現代にも多数存在します。ところが、「野球は男のスポーツ」という固定観念は根強いもの。長い歴史の中で、女性だからという理由で競技としての野球を諦めた人の数は計り知れません。
しかし、映画「プリティ・リーグ」は「野球は男性だけのものではない」という当たり前の事実を再確認させてくれます。
「女性だから」という偏見をものともせず、野球に全力投球する彼女たち。その姿は痛快であり、ときにホロリとさせられるような人間味に満ちています。
また「プリティ・リーグ」は、団体競技ならではの絆の素晴らしさを思い出させてくれる映画でもあります。
映画の中では、全米から急に集められて互いの顔も知らなかったような選手たちが、徐々に「チーム」としてのまとまりを手に入れていく様が丁寧に描かれています。過酷な環境をともにし、ときに衝突し合いながらも絆を深めていく姿は、団体競技経験者なら必ず共感できるでしょう。
そしてラストでは、数十年後おばあさんになった選手たちが再び集まるシーンが用意されています。同じスポーツに打ち込み、苦楽をともにすることで培われた堅い絆は、何十年たっても決して失われることはないのですね。
人生に意味を見いだせない人にはスポーツを!

今回ご紹介した作品の中の女性たちは、皆それぞれ障害や偏見、差別と闘いながらも、スポーツを通して「人生の意味」を見出しています。
彼女たちのように何かに全力で打ち込んで生きるのは、決して簡単なことではありません。しかし、掲げた目標に向かってひたすら努力し、その結果喜びや悔しさといったさまざまな感情を得る生き方は、私たちの人生を格段に豊かにしてくれるはず。
「打ち込めるものがない」「人生に意味を見出せない」という方は、彼女たちのようにスポーツをはじめてみるといいかもしれません。
スポーツと真剣に向き合ううちに、いつしか今よりもっと輝く女性になれるはず。
まずは、挑戦できそうなスポーツを探すところからはじめてみませんか?
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