ストレッチは誰でも始められる、健康づくりの手段です。特に、日頃から体のメンテナンスをしておきたいという方におすすめです。ストレッチで疲れを溜めない体づくり、そしてその先にあるエクササイズを始めるきっかけになれば幸いです。

もくじ

  • 今から始める人へ!ストレッチの効果的な方法
  • ストレッチでセルフメンテナンスしよう
  • ストレッチグッズの力を借りて、効果を最大限に引き出そう
  • 介護現場でも役立つストレッチ
  • まとめ

今から始める人へ!ストレッチの効果的な方法

出典 : aimee by Jessica Lucia

ストレッチは、運動が苦手な人でも手軽に始められる、体のセルフメンテナンスの方法のひとつです。その方法はとても簡単です。

まず、テンションをかけて筋肉を伸ばしていきます。“痛気持ちいい”と感じるところまで伸ばすことが最大のポイントです。むやみやたらに反動をつけて伸ばすことはNGです。
そこで大切なポイントが、“呼吸”です。伸ばすときに口をすぼめてゆっくり吐き、戻すときに鼻からゆっくり吸う。たったこれだけですが、この呼吸法をマスターするだけでストレッチの効果はグッと上がります。「伸びてるなぁ~」ということを実感できること間違いなしです。それと同時に、どこを伸ばしているかを意識してください。
ただ、これから競技を始めるぞ、という時の準備運動としてストレッチを取り入れる場合、伸ばしすぎがかえってけがの原因となりますので注意が必要です。

ストレッチでセルフメンテナンスしよう

なかなか疲れが取れない方、デスクワークで肩こりがひどい方、腰痛持ちの方などなど。そんな体の不調をストレッチで解消しませんか?

同じ姿勢の繰り返しや、血行不良などが原因でそのような症状が出てきます。日々のストレッチでそのような悩みにアプローチしていけば、解消するかもしれません。その方法をいくつかご紹介します。

オフィスでもおうちでもできる肩こりに効くストレッチ

まず、手のひらを外側に向けて両手を挙げます。そのまま肘を曲げながら横に5秒ほどかけてゆっくり下します。この時、肩甲骨を背骨に寄せていくイメージで行います。それにより、胸が開き肩甲骨の可動域が広がるため、肩こりに効果的です。

腰痛の方にお勧めのストレッチ

腰痛の原因は、姿勢の悪さが関係しています。それを改善するためのストレッチです。

まず、四つん這いになり、5秒ほどかけて背中を丸め上へ引き上げます。この時、息をゆっくり吐きながら頭をお臍の方へ近づけていきます。次は、鼻から息を吸いながら背中を反らせ、天井を見るように目線を上げて首を前に伸ばします。これも5秒ほどかけて行います。
丸まった背中がピンとしてくるのがわかります。

これはほんの一例です。みなさんも、それぞれの悩みに合ったストレッチを探してみてください。毎日続けることで、体が変わることを実感できるはずです。

ストレッチグッズの力を借りて、効果を最大限に引き出そう

今や、『ロフト』や『東急ハンズ』に行けば、健康グッズが数多く販売されています。どれを買っていいかよくわからない。そんな方も多いのではないでしょうか。量販店で販売されているグッズももちろんいいのですが、おすすめは以下の2点です。

ストレッチポール

ストレッチポールは筒状の器具で、体の歪みを整える目的の器具です。これのベーシックな使い方はストレッチポールの上に寝るだけです。ポールと平行になるように寝て、腕を開きます。これだけで胸がグッと開き肩こりを和らげます。

また、ストレッチポールは多くのスポーツ現場でも使用されています。例えばバレーボールVリーグのチームトレーナーが選手のコンディショニングに使用しています。

ウェーブストレッチング

アーチを描いたような、独特の形をしたこの器具は、背骨のバランスを整え、筋肉・骨格に働きかける器具です。ベーシックな使い方は、背中の弯曲に沿うようにウェーブストレッチングの上に寝ます。これだけで背筋のストレッチになります。

またウェーブストレッチングは、カーヴィーダンスで有名な樫木裕実先生やモデルさんなども使用されています。

ストレッチポールもウェーブストレッチングも様々な色の種類がありますので、女性でも持ちやすい器具です。

これらの器具は、エクササイズにも使えるという点が魅力的です。ストレッチで体を整え、エクササイズにステップアップしていくのも、健康づくりとしてはGOODですね。

これらのグッズには正規品がちゃんとあります。しかしながら、類似品も販売されています。類似品は正規品に比べ安価で手に入りやすいメリットがありますが、材質の違いで耐久性が劣り、変形する可能性があります。
お金はかかっても体のメンテナンス代として品質の良い正規品をオススメします。

介護現場でも役立つストレッチ

現在の日本は高齢化社会の一途をたどっています。そんな中注目されているのが“介護予防”です。介護予防とは、要介護状態となることを予防するため、自ら健康の保持増進に努めましょうというものです。そこで、介護予防に運動を取り入れている取り組みがあります。理学療法士などによる運動指導や、高齢者向けのトレーニング機器を揃えている施設が近年は増加しています。

あるデイサービス施設では、介護予防のトレーニングとともにストレッチを導入されている施設があります。ストレッチとトレーニングを数か月間継続して実施することで、これまで足や腰の痛みやしびれにより、動かしづらかったものがスムーズな動作ができるようになったという結果もあります。
さらに、トレーニングが困難な高齢者でも無理なくゆっくりできる運動として活用されているのがストレッチです。ストレッチなら椅子や車いすに座ったままでもできます。

 例えば、肩回りのストレッチ。
・両手を前で組みます。
・お腹を見るイメージで背中を丸めます。
 こうすれば、肩回りのストレッチができますので、肩こりの改善に役立ちます。これなら車いすの方でも行いやすいです。
 ストレッチは、スポーツをする人だけでなく、高齢者の健康にも一役を買っているということです。

まとめ

ストレッチは健康づくりの第一歩。老いも若きもストレッチで健康な体を作りましょう!

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ライター

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takemiwa
スポーツ系専門学校卒 / スポーツ観戦やショッピングが好きです。
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